皮膚は人間の身体の表面に出ている●●
乾燥、シミ、しわ、肌荒れ…
お肌のトラブルに合わせたお手入れを考えるとき、お肌の構造やメカニズムを知ってお手入れされている方、意外と少なかったりします。
実は、身体の表面を覆っているこの皮膚。
内蔵だって知ってました?
人間の内蔵の中で表面に出ている内蔵は、皮膚と眼球のみ。
皮膚は、体重の16%、大人で約畳1畳分あるそうで、人間の内蔵の中で最も面積の大きな内蔵ということになります。
皮膚の構造を知ろう
皮膚は、皮脂膜、表皮層、真皮層から成ります。
肌細胞が生成されるのは、真皮層の部分です。
線維芽細胞から、コラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸といった真皮の成分が作り出され、表皮に向かって押し上げられていきながら「肌」が生成されていくわけです。
押し上げられて古くなった皮膚は垢となって落ちていき、この循環を「ターンオーバー」と言います。
ターンオーバーの周期は、若い全盛期wで、14日。
20歳をピークに、周期はだんだん遅くなっていくのですが、実際に、今現在の自分のターンオーバー周期を計算する方法があります。
年齢+8日
衝撃(◎_◎;)
アラフォーの私は、約1.5か月かかって、肌が生まれ変わるらしいです…
線維芽細胞が頑張って肌細胞を生成するのが、1.5か月に1度。
その間にお肌はどんどん古くなり、固く、みずみずしさを失っていくのです…
肌細胞生成成分と真皮層の関係は、針穴に○○○○
では、肌の構造を知ったところで、このターンオーバー周期、つまり肌細胞の生成周期を早めるためにはどうしたらいいのでしょうか。
今の話からいくと、肌細胞の生成力を上げるためには、肌細胞の生成を助ける成分、つまりは、コラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸を、線維芽細胞に届けたらいいわけですよね。
最近では、「コラーゲン」「エラスチン」「ヒアルロン酸」が配合されていると謳われている化粧水や美容液が数多く出ています。
それらを湯水のように使えば、肌細胞は活性化されるはず…!
そう思った方、先ほどの図をよく見てください。
肌細胞の生成に必要なコラーゲン達は、真皮層、つまり、すごくすごく奥の奥なんですよ…
そしてもう1つ肌の仕組みを説明すると、人間の肌は、生きている限り、外からの水分を中に吸収しないようにできているのです。
お風呂に入っても、水分を吸った身体が膨れ上がったりはしませんよね?
それは、皮脂や表皮層によって、体内に水分が吸収されないようにバリアを張っているから。
これは、肌の大切な役割の1つです。
しかも、そのきめ細かに張り巡らされたバリアの隙間は、コラーゲン成分よりももっともっと小さく、言わば針穴にドッヂボールを入れようとする状態。
これでは、いくら肌の表面からコラーゲン達を塗り込んだとしても、肌の表面が柔らかく潤うことはあっても、肌の内部、ましてや真皮層まで届くはずがないのです。
では今までのお手入れは意味がなかったのか。
いえいえ、お手入れは大切です。
お手入れによって、肌表面は潤い、その潤いによって肌は外部の刺激から守られてきました。
ターンオーバーを早めていたかと言われると、それはちょっと…ゴニョゴニョ……w
ただ、今までのお手入れは、肌の「保護」だったんですね。
では、これからの時代のお手入れはどう変わっていくのか。
キーワードは「幹細胞」。
そして、肌の「再生」です。
では、どんなお手入れが「再生」へとつながるのか。
このサイトでどんどん紐解いていきます^^
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