前回は、娘たちが通っていた認可保育園についてお話しました。
認定子ども園は4種類ある
「認定子ども園」に種類があること、知ってますか?
●幼保連携型
幼稚園的機能と保育所的機能の両方の機能をあわせ持つ単一の施設
●幼稚園型
認可幼稚園が、保育が必要な子どものための保育時間を確保するなど、保育所的な機能を備える
●保育所型
認可保育所が、保育が必要な子ども以外の子どもも受け入れるなど、幼稚園的な機能を備えている
●地方裁量型
幼稚園・保育所いずれの認可もない地域の教育・保育施設が、認定こども園として必要な機能を果たす
―――『内閣府:認定こども園概要』より―――
子ども園に4つのタイプがあると知るまでは、「子ども園は、厚労省管轄の保育園と文科省管轄の幼稚園のイイトコ取り」という認識しかありませんでした。
具体的に言うなら↓↓こんな感じ↓↓
保育園→文科省基準の教育制度を設ける(でもそれってなあに?保育士さんが教員免許を取る的な?)→子ども園
なので、当時まだ「子ども園」自体が少ない=選択肢が少ない中、通える圏内に「イイトコ取り」をクリアしているような園が見つかりませんでした。
幼稚園から子ども園になったところだと、保育枠はあるけれどあくまで幼稚園時間以外は「保育」のみ。
保育園から子ども園になったところだと、保育園と何が違うのかよくわからない。
こういうところに物足りなさというか、「なんか違う?」とザワザワして…
転園による本人の負担とバタバタを乗り越えてまで思いきれるに値しませんでした。
働くお母さんが幼児教育も欲張れる施設
4つのタイプがわかったとき、私の「なんか違う?」ザワザワ感の原因がわかりました。
私が求めていたのは、幼保連携型というタイプだったということ。
そして欲を出せば、「幼稚園から子ども園になった」方が好みだったということ。
幼稚園の教育と環境を、保育時間枠で味わえるというのでしょうか。
・活動時間が保育園と同じ(降園時間だけじゃなく、長期休み等も)
・活動時間内は「成長をサポートする+幼児教育」
・保育園と同じ時間に預かりの時間になって、預かり時間中も幼稚園の環境(本、工作、先生との遊びなど)
なので、単に子ども園を推奨したい!というのではなく、例えば今既に保育園に通われていて、幼児教育にもしっかり力を入れられているとお母さんが感じるのであれば、子ども園でなくともその施設で十分だと思います。
どんな基準かはお母さんそれぞれ。もちろん本人も。
保育にプラスして、働いている自分ができない部分をあわよくば補っていただけたらなー(チラッw)の欲張り目線で選んだ今の子ども園。
以前の保育園にも不服はなかった(むしろ感謝しかない)のに転向するに至った欲張り目線を挙げていきます。
距離
家から近い
家(無理ならせめて会社)から近いところがポイント。
前の保育園は事情があり隣の校区だったので、やはり雪の日・渋滞の日は大変でした。
近ければ歩いても行けるし、何かあってもすぐに対応できるので近いに越したことはないですね。
母子の三角形
2人とも保育園にいたときはあまり思わなかったのですが、長女が小学校にあがってから、小学校・保育園・職場の三角形の大きさが負担になり始めました。
長期休みになると、児童クラブ・保育園・職場。
ただでさえ時間に追われているのに(笑)、どちらの三角形もあまり小さいとは言えず、朝ラッシュの道路を通るため時間のロスももどかしく…
今は小学校も幼稚園も家から近くなり、児童クラブも転向したので全部が校区内にすっぽり収まります。
職場だけ少し距離がある小さな二等辺三角形になりました^^
設備
園庭の大きさ、遊具の数、
園庭(運動場)が必須となるのは、文科省基準。
ぜひ遊んで欲しいと思うような、頑張りが必要な遊具も多いです。
保育園は園敷地に園庭がなくても、近くの公園等で代替可なんだそう。
自校調理
もともと自校調理だったようですが、子ども園になり調理室も改築(増設?)したそうです。
外から覗かせてもらったこともありますが、とっても綺麗♡
以前の保育園が、めちゃめちゃ給食が美味しくてですね…w
参観で給食を食べて私の苦手な料理が克服できるくらいの美味しさで(笑)。
やっぱり、給食が美味しいってポイント高いですよねーっ!(食べることは生きること)
今の子ども園では保護者が食べる給食参観はないのですが、季節のイベントには手作りのおやつもあったりと、次女曰く美味しいようで、園では喜んで好き嫌いなく食べています^^(家では嫌うあるあるw)
活動
季節の外遊びの積極性
以前の保育園も、毎日公園まで行って貰っていたりと何の不服もありませんでした。
しかし…子ども園にかわってから日焼け具合と季節の外遊び準備ペースが全く違います…
これが園庭のチカラなんでしょうか。
夏には、屋上のプール以外に、園庭に大きなビニールプールを数個出して遊べるし、冬も移動なく気軽に雪遊びができるのでとにかく外遊びが盛んで嬉しいです。
洗濯くらいいくらでもします!洗濯機が!笑
運動会・発表会・演奏のチカラの入れ方
とにかく、催し事での子ども達の発表や活躍がすごいです。
今まで、こういうのって我が子しか見てなかった(こら)私ですら、我が子がいなくても見入って、感涙してしまうこともあるくらい素晴らしいです。
受け持つ先生によっても変わるらしいのですが、まず発表会の出し物。
自分たちで調べたことの研究発表や、創作発表、全体的にクオリティが高いです。
年長さんになると、ドラマのように長い長いセリフや説明を言ったりと、大人顔負け。
運動会では、早くから鉄棒や跳び箱を使った障害物競技や、組体操、マスゲームなど、結構なレベルの競技をします。
演奏も、先生方が打楽器全般を用いての合奏で、とにかくどのイベントでも子ども達全員を「頑張れ頑張れ」と見守って見入って楽しめるような、先生のチカラの入れ方の強さを感じます。
保護者活動
園児とお父さんしか参加できないイベントを運営するお父さんクラブや、運動会には親だけの競技や発表もあるくらい、保護者活動が盛んです。
保育園(特に未満児)では、両親が働いていること前提だったし、あまりそういう交流はありませんでした。
あった人はあったんだろうけど。笑
役員活動、図書委員など、小学校のようだなと。
保護者も必然的に園の運営や子供たちの活動に関わるようなシステムで、保護者同士の交流にも繋がっています。
子ども達に求められること
先の活動でも紹介しましたが、とにかく各イベントのクオリティが高く、目標設定が大人基準です。
「大人基準」というと聞こえが悪いかもですが、学校と同じ感じ。
その子その子の精いっぱいに寄り添うというよりは、ある目標(結構高め)を子ども達が達成できるよう寄り添い促す印象。
「できない子なりにできる目標を設定する」のではなくて、「その目標のためにどうしたらできるか、その子その子の方法を考えていく」というのかな。
そういうのって、賛否両論あるのかもしれないけど、色んな基盤を持っておくことって大切だと思うので、2歳までは保育園でしっかり寄り添って貰い、2歳からは子ども園でいいところを伸ばして貰っているように思えてありがたいです^^
十分長くなったのですが、書き始めると、まだまだありそうな気がします。笑
一旦はここで次に進みますが、出てくるたびに更新していきますね。
次回は、デメリット?と、見学でチェックしたいことをお伝えします^^
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